家族信託のメリットデメリット

家族信託は、今まで民法ではできなかった柔軟な運用ができる仕組みです。
そのためメリットもありますが、柔軟であるがゆえのデメリットも存在します。

ここではメリットとデメリット、その両方を解説していきます。

〈メリット〉

  1. 信託財産に独立性があるから、できることがいっぱいある。
  2. 信託法は民法の特別法。だから、民法ではできなかったことができる。

〈デメリット〉

  1. 税務的な問題がつきまとう。
    • 損益通算ができない
  2. 長期的な契約になるため、自分で信託契約を設定するのは危険。
    専門家に頼むべきなので、それなりに手間とコストがかかる
  3. 家族信託は現在、最先端分野。そのため、専門家がまだ少ない。
  4. 非常に長い間、当事者を縛る仕組みである。